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大企業もベンチャーも、その良さを発揮した成長をしていないように思います。
教育水準については、嘗ての日本は「詰め込み教育」「受験地獄」などの汚名を着せられながらも、厳しい教育をしてきましたが、「ゆとり教育」が実施され、小学校が週休2日制になるなど、妙に優しくなりました。
そのため、大学に入って教養学部で割り算のおさらいをするなど、学力低下が目立っています。
こうした教育水準の低下から、最近では、教育再生の声が大きく叫ばれ、教育改革は、今の最も重要な政府の課題となっています。
日本が「詰め込み教育」「受験地獄」をしているころ、英米はいまの「ゆとり教育」に近い教育をしていて、これではいけないと日本式を取り入れたところ、代わって日本の教育が英米化するという皮肉なことになりました。
学力が低下したのでは、技術立国も世界最強の製造業も、夢のまた夢となります。
日本の製造業は、「競争力理論」をもう一度見直すべきでしょう。
5このままでは、ドルよりも円の方が危ない金融の分野では、国が国内企業の保護に力を入れ、市場をコントロールするということが、さすがに少なくなってきました。
かつて、あまりにもそのようなことを露骨にやりすぎたために、外資系金融機関や企業、投資家が、続々と日本の金融市場を去っていったからです。
また、株式売買では日本の手数料、キャピタルゲイン課税は「世界一高い」といわれていましたが、インターネットを利用した取引が普及するにつれて、手数料もどんどん安くなっていって、国際水準に近づいています。
為替にしても、外貨預金や外貨建て投信などでは、相変わらず手数料も取引税も高いのですが、外国為替証拠金取引を利用すると、格段に安く国際水準なみです。
株式、為替、不動産すべてにいえることですが、手数料や取引税が高いと、どうしても売買が減るので、手数料収入の総額、税収の総額もさほど上がりません。
手数料、取引税などを、気にならない程度にして、どんどん売買をしてもらうほうが手数料収入も税収もあがります。
投資家も、機動的にロスヵット、損切りなどを行うことによって、リスクをコントロールすることができます。
不動産売買については、香港がよい参考になります。
不動産取得や売買に対する税が低いので、多くの人がどんどん不動産売買をしています。
日本の場合は、譲渡益への課税が、地方税も含めると半分近くになるので、不動産が文字通り不動のものとなりなかなか動きません。
多少不便であったり、無駄であったりしても、ついつい我慢してしまい、不動産売買は、一生に1度か2度ということになってしまうのです。
通常、1組の夫婦が結婚をしたときは2人であり、子どもが1人か2人できて、3人から4人家族になり、やがて子どもは自分の部屋なりコーナーが欲しくなります。
家族の規模でいうと2倍になっているわけですから、住居が同じであるということはおかしなことです。
その後、子どもは独立をして、家族は減り、退職などもするわけですから、ここでも住居を変わってよいでしょう。
そのように考えただけでも、少なくても2回、子どものころからすると、家族構成の変化だけからも、3回から4回は住居をかえたほうが合理的です。
それにもかかわらず、滅多に住居を変えないというのは、やはり不動産売買にともなう課税も一つの要因であり、そのことがあって日本人の多くが転居を封印してしまっているからではないでしょうか。
これらのことをクリアーしていかないかぎり、少子高齢化で人口も労働力も減って、東西冷戦構造の終結は、東西の壁を崩壊させたばかりではなく、南北の壁をも崩壊させ、先進諸国の成長率が鈍化し、失業率が高まり、一雇用不安が増加しました。
それに対して、アジアはヘッジファンドによる経済危機などに見舞われながらも工業化を達成し、いまやインドまでが高度成長経済入りを果たしそうな勢いです。
1980年代まで、私たちの競争相手もマーケットも、皿億人ほどでした。
欧米先進国と中南米、アジアの一部だけだったのです。
80年代に入るやいなや、33億人増えて、44億人の競争相手、55億人のマーケットとなりました。
どこに、そのような人口がいるのだと思われるかもしれませんが、中国の沿岸だけではなく内陸部、インド、東南アジアの旧社会主義国、ロシア、東欧というように足して行くと、軽く別億人くらいにはなってしまうのです。
いま振り返ると、恐るべきアンフェアであったともいえます。
「西」でいく日本の明日は明るくないのではないでしょうか。
日本をも含む「西」でかつ「北」に属する旧OECD陣営の人々は、裕福で安定した生活を営んでいる集団です。
そこにこれまで恵まれなかった人たちが入ってくるわけですから、同じ条件で同じことをすれば、恵まれなかった人のほうが強い「北」に属する17ヵ国ほどの国、63億人ほどの地球上の17%の人間が、飢える心配もなく富を支配し、自分たちの都合のいいようにシェアしていたのですから。
は当然です。
そのことを「ジャングルと文明の戦い」と評したフランス人もいますが、そのような戦いがはじまるともいえます。
弱肉強食が徒のジャングルと、社会福祉や労働環境の整備、労働時間短縮などを第一義とする文明とが、戦うことになるのです。
このように日米を比べると、2007年2月下旬の〈1ドル11120円〉が、中長期的にも妥当であるかどうか疑わしくなります。
日本としては、基本的にはドル安よりも円安を心配しなければいけないのかもしれません。
近年の日米の比較をもう少し続けると、智恵と技術で日本が善戦していたのは帥年代半ばあたりまでで、徐々に揺らぎはじめ、21世紀に入るやいなや中国の台頭により「世界の工場」は日本ではなく中国になり、「世界最強の製造業」との声も聞かれなくなりました。
中国はいまのところまだ「世界最強の製造業」とは呼ばれていませんが、このままでいけばそうなるのは時間の問題かもしれません。
アメリカはどうかというと、日本ほどには大きくは凋落していません。
ITバブルの弾け方も、クラッシュをともなわないソフトランディングで事なきを得たわけであり、日本のように傷を残しませんでした。
ドルはいくら売られても、基軸通貨である限り、最終的に大暴落することはありえないのかもしれません。
日銀は2月V日に利上げを決定。
現行0.5%となっている。
外国為替証拠金取引をすることは、最近の世界情勢を見るにつけ、とても自然な流れであるといえます。
ここ1,2年に焦点を絞って、世界の趨勢を見てみましょう。このままでは日本の財政赤字は拡大するインフレにより通貨の価値が下がることは「経済の常識」です。
ながら、現状は世界的に金利の絶対水準が低いせいか、物価上昇が利上げにつながり、通貨の価値を高めるという逆のことが多く起きています。
通貨の価値が高まれば、投資利回りもよくなるわけですから、途中のプロセスを省くと「物価上昇により、投資利回りがよくなる」という奇妙な状況となっているわけです。
そのようななかで、高金利通貨に人気が集中しているわけですが、景気が回復した欧州では、欧州中央銀行(ECB)がインフレを避けるために利上げを続けています。
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